NPO法人 多摩草むらの会

多摩草むらの会では、心の病を持つ精神障がい者が安心して自立した生活ができるよう、就労支援、自立生活支援、相談支援など、様々な形で支援事業を展開しています。

理念

力の弱い野兎が遠くのニンジン畑まで出かけて行ってニンジンを手に入れるためには、途中で出会う外敵から身を隠せる”草むら”が必要なのです。

もし”草むら”があれば、うさぎは自分の巣穴と”草むら”の間を行ったり来たりしながら、その”草むら”が安心できる場になれるようにします。

一旦”草むら”が安心できる場となれば、今度はその”草むら”を拠点にして、更に広い世界を探索できるようになるのです。

このような”草むら”が出来れば、遠くのニンジン畑へも行けるようになるのです。

上記文は、精神科医中井久夫先生のものであり、また当会が平成10年度に発足して以来、理念としているものです。

「はたらく」とは「夢を追うこと」と思い、福祉の枠を超え、障がいがあっても依存するだけでなく誰かの役に立ちたいと願う訓練生とともに、楽しく夢を追い続けられる法人を目指しています。

季刊・草むら通信2025年夏号 巻頭言より 光輝く季節に想いをのせて

そぼ降る雨に打たれて生き物達が光り輝く季節、皆様いかがお過ごしですか。夏は暑い中ではありますがたくさんの楽しみもあるようです。中でも夏の夜空に咲く花火は厳しい暑さをひと時忘れさせてくれます。そして、真っ青な夏空にそびえ立つ雲の峰を見るたびになんだか元気が溢れてきます。強い日差しの中で雲たちが集まって“負けないで”とエールを送ってくれてるようです。5月6月と夢畑の開所式、総会、理事会等本当に大きな行事が続き、今はほっとしている所です。最近は少し体力の衰えを感じるようになりましたが、その分周りへの気配りが少し出来るようになったかなと思います。亡き祖母がよく言っていた「恩送り」~人様に親切にされた時、その人に恩返しを出来なくても他の人にすればそれで良いんだよ、周り回ってまた帰ってくるものだから~世の中の人達が皆んなそんな気持ちでいれば全てが丸く治るのにと昨今の社会情勢の中で思い出させる言葉でした。くれぐれも熱中症に気をつけてこの夏を乗り切っていきましょう。 代表理事 風間 美代子

季刊・草むら通信2025年夏号表紙

第三者評価受審結果

なお第三者評価そのものについては、評価結果公表元の 福ナビウェブサイト内に 解説のページが用意されておりますのでご参照ください。