NPO法人 多摩草むらの会

多摩草むらの会では、心の病を持つ精神障がい者が安心して自立した生活ができるよう、就労支援、自立生活支援、相談支援など、様々な形で支援事業を展開しています。

理念

力の弱い野兎が遠くのニンジン畑まで出かけて行ってニンジンを手に入れるためには、途中で出会う外敵から身を隠せる”草むら”が必要なのです。

もし”草むら”があれば、うさぎは自分の巣穴と”草むら”の間を行ったり来たりしながら、その”草むら”が安心できる場になれるようにします。

一旦”草むら”が安心できる場となれば、今度はその”草むら”を拠点にして、更に広い世界を探索できるようになるのです。

このような”草むら”が出来れば、遠くのニンジン畑へも行けるようになるのです。

上記文は、精神科医中井久夫先生のものであり、また当会が平成9年度に発足して以来、理念としているものです。

「はたらく」とは「夢を追うこと」と思い、福祉の枠を超え、障がいがあっても依存するだけでなく誰かの役に立ちたいと願う訓練生とともに、楽しく夢を追い続けられる法人を目指しています。

季刊・草むら通信2025年秋号 巻頭言より 秋冷に思いを馳せて

猛暑の日もいつしか遠のき秋澄む頃となりました、陽射しが柔らかくなるにつれ心も優しくなる様です。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか、九月は敬老の日があります。毎年楽しみにプレゼントを買いに行っていましたが残念ですが、今年はそんなひとときも無くなりました。思い出してみますと昔のお年寄りは何となく近寄り難くそれなりに威厳があったのは悲惨な戦争を乗り越えてきたからでしょうか、深い優しさと強くしなやかな心をもっていたようにも思います。草むらの会も設立から28年を迎え NPO 法人から社会福祉法人一本化へと進み始める中で増え続ける精神障害者と共にその支援ニーズは益々多様性と複雑さを増しています。そんな中工賃アップを目指し、より一層企業との連携を模索しつつ広げていくつもりです。1 人でも多くの方が自分なりの夢を見つけ実りある人生を送ることが出来ます様願ってやみません。これからも変わらぬご支援のほどお願い申し上げます。爽やかな秋風の中皆様の心にも安らぎと夢が広がります様に祈っております。 代表理事 風間 美代子

季刊・草むら通信2025年秋号表紙

TOKYOパパ育業促進企業に認定されました

当法人は、男性職員による育児休業取得率100%を達成し”ゴールド“の認定を取得しました。今後も当法人では育児休業取得を希望する職員が安心して取得し、復職後も仕事と家庭を両立できるよう支援してまいります。

TOKYOパパ育業促進企業登録マーク

「TOKYOパパ育業促進企業」とは?

男性従業員の育業取得率を一定割合達成し、今後も継続して取得を促進する企業を、「TOKYOパパ育業促進企業」として登録し、取得率に応じた「TOKYOパパ育業促進企業登録マーク」を付与します。

第三者評価受審結果

なお第三者評価そのものについては、評価結果公表元の 福ナビウェブサイト内に 解説のページが用意されておりますのでご参照ください。