目次
- 巻頭言
- 春の陽を浴びて 代表理事 風間美代子
- トピックス
- オール草むらで新年会を開催
伸び伸びと林の中の樹木達の成長が勢いを増して、生まれたての新芽達が朝の光の中でキラキラ輝いています。負けじとばかりに鳥達の声が賑やかです。3月は、ひな祭りや卒業式、そして年度末でもあり何かと気忙しく過ぎていく月でもあります。今年になって未だ2ヶ月が過ぎたばかりだというのに、お正月は遠く過ぎ去った日のことのように思います。
いつでも電話を掛ければいつでも話すことが出来る、家に帰ればいつものように「お帰り」の声が出迎えてくれる、いつでも同じように時が流れ、同じように明日が来る、そんな保証は何も無いのに… 当たり前の日々に感謝する事さえ忘れて。
最近、当法人もお陰様で27年目になり、親御さん達の高齢化に伴い、相続に関わる相談も増えてきました。その中で、私自身が勘違いをしていて危うくメンバーさんに間違った情報を提供しそうになったことがありました。それは障害等級によって相続に関する制度の利用が制限されるかどうかということでした。
心配だったので専門家に再確認をしたところ、2013年に法改正があり、精神障害者の場合、1級だけでなく、特定障害者の枠ができたことにより、2級、3級の方でも利用できるようになったとの事でした。
これは大きな進歩だと思います。特に、「特定贈与信託」という制度を利用することにより、彼らの生活の安全や安定を図ることが出来るようになりました。少しずつ、遅ればせながらではありますが、精神の分野に春の日差しが差し込んできたようです。
3月は巣立ちの季節でもあり、別れの季節でもあります。色々な形があるにせよ、彼らの歩く先が希望に満ちたものであることを心から願わずにはおれません。季節の変わり目です。どうぞ皆様ご自愛くださいますようお願い申し上げます。
代表理事 風間美代子
1月24日、NPO法人多摩草むらの会、社会福祉法人草むら、株式会社グリーンガーラの職員が一堂に会する「オール草むら新年会」がココリアホールで開催されました。冒頭に風間代表から「年頭所感」の発表がありました。そして藤田相談役からはこの1年間に入職された新人の紹介があり、その後、各店所長がスタッフの紹介と今年の抱負を発表。最後は草むら音楽隊と一緒に参加者全員で大合唱を行い、村上代表による挨拶の後、閉会となりました。今回の新年会では、充分に感染症対策をした上で、会食ではなく会席弁当をお土産にして開催されました。