草むら通信(2021年12月)ウェブ版

目次

巻頭言
忘れ花に想いを馳せて 代表理事 風間美代子
寄稿 医療のおはなし
みなさん「かかりつけ薬剤師」ってご存じですか? さくら薬局恩方店薬局長 木村真二
トピックス
恒例の帝京大学ソーシャルビジネス実習
「はちおうじ NPO フェスティバル」に出店 10月31日(日)
第3回定期理事会開催しました。

忘れ花に想いを馳せて

早いもので2022年の気配が静かに確実に感じられる頃となりました。寒さは身に染みても夜を彩る星達の輝きや、街中の様々な彩りのイルミネーションが心を慰めてくれる日々。師走の忙しい日々をお過ごしかと思いますが、皆様にとりましてこの一年はどんな年でしたでしょうか?

昨年に続き、今年も大変な年でしたが、何か大きなうねりのなかで価値観も含め、色々な事が変わっていく様に思います。なにより大きく変わったのは、人と人とのコミュニケーションの取り方だと思います。インターネットを通じた交流に注目が集まるなど、繋がりが実に多様化した年でしたが、そんな中でも変わらなかったのは、どんな形であろうと途切れる事なく交流を深め、心を通わせる事の素晴らしさだと、改めて感じさせられた一年でした。

今年も私の拙い文章をお読み下さいました事、本当に有り難うございました。

「挑戦者とは、そんなに容易い事ではないが夢を抱き続け、どんな時も最前線に立つ気構えや忍耐力を持ち、人を恨まず、自分と異なる意見を持つ人をも包み込む力、行動力を備えた人のことをいう」何年か前に訪れた神社に書かれていた文言ですが、手帳に書き写し何度となく読んでは勇気をもらっています。私自身の永遠のテーマであり目標でもあります。

そして、引き続き忘れないでいたいこと。それは、どんな時でも怒りの感情を引きずらないで対話を重ね、「怒りを手放す」こと。なかなか難しいですが挑戦し続けていきたいと思っています。

年末の慌ただしい折、くれぐれもご自愛下さい、そして来年が明るい年であります様、皆様が穏やかな新年を迎えられます様、心よりお祈り申し上げます。今年皆さまにご支援賜りました事、心から感謝申し上げます。

代表理事 風間美代子

寄稿 医療のおはなし みなさん「かかりつけ薬剤師」ってご存じですか?

言葉だけは聞いたことあるかもしれませんが、実は制度として「かかりつけ薬剤師」が存在します。薬局での勤務年数や研修など、いくつかの要件を満たして厚生労働省へ申請・認定されると、その薬剤師は「かかりつけ薬剤師」として指名・登録できるようになります。一人の患者さんに対して一人の薬剤師が責任を持つという制度です。

毎回の自己負担は少し(3割負担で差額100円程度)かかりますが、お薬を管理するためのカルテや保険上の記録としてしっかりと残ります。複数の医療機関から処方を受けている方や、処方薬と市販薬を併用されている方がいる場合、すべての薬をまとめて管理します。その際に、薬の重複や飲み合わせの他、薬が効いているか、副作用がないかなどを継続的に確認します。そして、必要があれば病院や関わっている医療者との連携を図ったりもしますので、医療連携を積極的に行うきっかけにもなります。また、薬局が開いていない時間にも電話などでお薬に関する相談ができるなど、患者さんのお役に立てる存在です。

制度としての、かかりつけ薬剤師について説明いたしましたが、現在の薬剤師に求められている役割とも言える内容です。コロナ禍で機会は減ってしまいましたが、当薬局薬剤師は近隣医院の勉強会や介護事業所との会合など、医療連携しやすい体制も整えているので、薬剤に関連する不安・心配事がある際はぜひご相談ください。

さくら薬局恩方店薬局長 木村真二

トピックス

恒例の帝京大学ソーシャルビジネス実習

今年は10月13日にぶるー夢の見学とヒアリングが行われました。調査した内容を、草むらと産品を紹介するプロジェクトとしてまとめ、その成果を11月29日オンラインで発表が行われました。

ソーシャルビジネス実習は、学生がチームを作り、草むらの会の事業所の見学や体験を基に、イベントなど企画運営を行うもので、これまでは夢畑での収穫体験を基にしたイベントなど行いました。昨年はコロナ禍から、リモート環境での実施となりましたが、今年度は、事前にオンラインでの意見交換を重ね、現地の見学を行うことができました。次年度以降も、直接、学生とメンバーさんが触れ合える事ができればいいですね。

ぶるー夢を見学する学生さんたち
ヒヤリングも対面で

「はちおうじ NPO フェスティバル」に出店 10月31日(日)

10月31日日曜日に長池公園芝生広場で開催された「はちおうじNPOフェスティバル」(主催:八王子市民活動支援センター)に夢草子が出店し、草むら産品の販売を行いました。以前は、八王子駅南口等で開催されていましたが、今年は場所を長池公園芝生広場に移し、広々とした緑の中での開催となりました。フェスティバル会場では、各市民活動団体の紹介や、体験、販売コーナーのほか、自然館からのYOUTUBEライブ配信も行われました。コロナ禍の影響で様々なイベントが中止になっていましたが、やっと再開の兆しが見えてきました。

雨の中でしたが大勢の来場者が参加
草むらの商品もたくさん売れました

第3回定期理事会開催しました。

今回もリモートとのハイブリッドで開催されました

11月10日(土)夢うさぎにて、令和3年度第3回目の定期理事会を開催しました。遠方にお住いの理事の方にはリモートでご参加いただきました。

会議では、上期の成果と各種事業の進捗状況などを報告、内容についてご審議いただきました。今後の運営についても皆様から重要なご助言を頂きました。

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