草むら通信(2022年12月)ウェブ版

感謝を込めて

寒風の中、夜空の星達はびくともせず、いつもの通り静かな輝きを放って語り掛けてくれます。今年も相変わらずのコロナ禍の中、日本の内外を問わず社会情勢は不穏なことばかりでした。

また、故中井久夫先生（先月号に追悼文を掲載）が教えてくださった安心安全な、そして安定した草むら作りに向け、よりパワーアップして行かなければとの思いを強くしました。時は待ってはくれません。夜空を見上げていると、一つ一つの星の輝きが、今年永遠の別れになってしまったお一人お一人に思えて来ます。

先月は、日帰りではありましたが、さがみ湖リゾートプレジャーフォレストへ行ってきました。1日ゆっくりメンバーの皆さんと楽しいひと時を過ごしてまいりました。やっぱり良いですね。自然豊かな中で無心になって遊べるということは！何よりの気分転換になりました。

大谷翔平選手のように、どんなに大記録を立てても奢ることなく、いつも通過点という姿勢を崩さず、常に挑戦する姿勢と日々の弛まぬ努力。私共も学びたい所です。おかげさまで社会福祉法人において毎週火曜日午前7時からオープンしている、孤食をなくす為の朝食会も大盛況です。

どんな状況でも知恵を絞り、閉じこもることなく絆を維持すること。この2、3年は本当にもうダメかと思うほど大変でしたが、貧しさに萎えない自立を目指して、今年もたくさんの方々の温かなお心を頂戴しながら、なんとかなる！兎も角、歩みを止めない、をモットーに過ごして参りました。

一年間本当に有り難うございました。皆様からのご支援に支えられての日々でした。心より感謝申し上げます。また、私の拙い巻頭言にお付き合いいただけましたこと心から感謝です。ゆく年に想いを馳せながら、来る年が穏やかで優しい年でありますよう願いを込めて、今年の締めくくりにさせていただきます。皆様、どうぞお身体お大事に良いお年をお迎えください。来年もまた宜しくお願い申し上げます。

代表理事風間美代子

トピックス

秋の草むらふれあいコンサートを開催

10月14日、八王子南ロータリークラブ主催の「秋の草むらふれあいコンサート」が行われ、草むらの会からは、音楽隊18名を含む総勢９2名が参加しました。

今回のコンサートは当ロータリークラブが草むらのメンバーとスタッフを慰労したいとの申し出から実現されたもので、大変好評であり、福祉の現状を理解いただくことにつながりました。

秋の研修旅行レポート　さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト

春のいちご狩りに続いて、11月1日火曜日、NPO法人多摩草むらの会と社会福祉法人草むら、総員106名で秋の研修旅行に行ってきました。当日の天気予報は雨でしたが、参加したメンバーさん達の楽しみたいという気持ちに呼応するかのようにほとんど降らず、寒さを忘れるほどさまざまなアトラクションを楽しむことができました。

恒例となる全員参加のゲーム大会では「竹とんぼ飛ばし」を。バスの号車毎に勝者を決め、1位から3位の方へは風間代表から景品も渡され、とても盛り上がりました。