草むら通信(2023年12月)ウェブ版

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巻頭言
去り行く日々にこころ動かされ 代表理事 風間美代子
トピックス
八王子市と多摩市の求人イベントに参加しました

去り行く日々にこころ動かされ

木枯らしが吹き荒む中、冬夕焼けが美しい季節になりました。師走とは、年果つるに由来するとも言われていますが、兎にも角にも時の流れの速さに戸惑いを感じる季節です。皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか。お陰様でオール草むらも無事に年末を迎える事ができました。

今年は、公私ともどもいつに無く本当に厳しい年でした。厳しさには慣れているつもりでしたが、まだまだだなと思い知らされました。それでも、兎も角やらなければならない事が次々あるのは、何よりの救いでした。

今年、5月に立ち上げたグループホーム「ハピネスいち花」も、やっと定着してメンバーさん9人と共に順調に滑り出しました。また、先月、思い切って出かけたメンバーさん達との日帰り研修旅行では、とても楽しい思い出を沢山作る事ができました。そして、社会福祉法人草むらでは、新たに東京都からの委託事業「自殺防止対策事業」を受託する事ができました。

今年は本当にいろいろなことを体験させられた年でした。力尽きるかなと思えた時に、何とか歩みを止めずに、逸る心を押さえて淡々と流れに身を委ねなければならない事の大切さも教えて戴きました。少しはメンバーさん達の苦しみに近づけたかなと思いましたが、まだまだでしょうね。

22日は冬至です。昼の時間が1番短く、弱くなった太陽の力が復活するため、「一陽来復」と呼ばれることもあります。冬が終わり、春が来る。不遇の時が続いた時に幸運の時が訪れる。柚子湯に入り、心も身体もポカポカにして今年一年頑張ってくれた身体を癒し、元気を取り戻して新しい年に向けて歩き始めましょう。

気忙しく過ごしてしまいがちな大晦日ですが、感謝の気持ちでゆく年を送り、心穏やかに来る年を迎えられると良いですね。どうぞ良いお年をお迎え下さいますよう祈っております。今年一年皆様からご支援賜りましたこと、そして拙い巻頭言をお読みいただいたこと、深く感謝申し上げます。

代表理事 風間美代子

トピックス

八王子市と多摩市の求人イベントに参加しました

11月3日に開催された「八王子市福祉のしごと就職フェア」、11月24日に開催された「多摩市福祉のしごと相談・面接会」にそれぞれ参加しました。どちらも市内にある福祉関係の事業所と、福祉の仕事に興味のある方との就職相談会と面接会です。草むらの会のお仕事に興味を持たれた方が面接や就職相談の実施や、応募書類を受け取るなど、私たちと一緒に働ける方達との出会いの場となりました。

コロナも明けて昨年からイベントを再開していますが、今回の納涼祭へは90名以上のメンバーが参加し、盛大に盛り上がりました。

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